⚽️サッカー神宮⛩
京都にはサッカーの神を祀る神社があり,多くのサッカーボールが奉納されている。サッカーの神様なので御祭神はペレか日本代表の監督も勤めたジーコに違いないと思い。神職さんに尋ねてみると意外にも御祭神は崇徳天皇との事であった。崇徳天皇といえば平安時代末の悲劇の天皇である。退位後,弟と権力を争い兵を挙げたが敗れた。流石に元天皇なので死刑は免れたがJリーグの「カマタマーレ讃岐」の本拠地であるうどん県の坂出市に流されてしまった。ただ民は都からやってきた元天皇を暖かく迎え,当初はそこまで不幸ではなかったのではないか?しかしかの地で院は経文をしたため,故郷である京都の寺に納めようとした所,京都で権力を握っていた弟に拒否されてしまった。この計り知れない絶望はついに天皇をして怖い怨霊とならしめ,みんなから恐れられる事になった。そのまま御魂は7世紀にわたり皇室から供養される事はなかった。明治時代になってやっとこの神社が建てられ,天皇の御魂は御祭神として京都に帰ることが許された。元天皇でありながらこれほど長く悪霊状態のまま放置されていたことに驚かされる。
それにしてもそんな崇徳天皇がサッカーが得意だったとは意外に感じ,その旨を告げると,「実は崇徳天皇はサッカーが得意では無く,そもそもこの時代にサッカーは無かった」と教えてもらえた。ではなぜ崇徳天皇がサッカーの神となったのか?さらに尋ねてみるこの神宮の敷地は江戸時代までは飛鳥井さんという人の家で飛鳥井家の人々が蹴鞠を愛好していたからとのことであった。つまり実際にはこの神宮の主祭神である崇徳天皇とサッカーは全く無関係のようだ。
天皇が一時住まれていた直島